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自然消滅しない輪読会のやり方・進め方【エンジニア向け】

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こんにちは、Webアプリチームの西川です。
技術系の本って分厚い上に内容が難しくて読み進めるのが大変ですよね。
そんな時に輪読会を開いてみんなで読み進めることがありますが
なかなか続かずに気づいたら自然消滅していることがしばしば。

輪読会の課題と自然消滅しないやり方

輪読会には以下のような課題がある認識です。

  • 読むのが大変
  • 資料の準備が面倒
  • キャンセルしがち
  • 想定より期間が長くなる

そして自然消滅になりやすいです。

読むのが大変なのでガイドを作る

章ごとに担当を割り当てることが多いと思いますが、読む量を減らすべく小項目ごとに割り当てるようにしました。
また、読み方のガイドを作りました。
以下のように浅く読むのを繰り返し、少しずつモヤを晴らしていくやり方です。(時間は目安です)

  • キーワード抽出(5分)
  • マインドマップ作成(15分)
  • 疑問洗い出し(10分)

以下のようなアウトプットになります。

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資料の準備が面倒なのでテンプレ化する

資料をテンプレ化して資料作成に時間をかけすぎないようにしました。

# キーワード

* aaa
* bbb
* ccc


# マインドマップ

```plantuml
@startmindmap
* aaa
** bbb
*** ccc
** bbb
*** ccc
** bbb
*** ccc
@endmindmap
```

# 疑問・感想

* aaa
* bbb
* ccc

また、当社ではQiita Teamを利用しておりQiita Teamのテンプレート機能を使うことにより更に楽に資料を作ることができます。

キャンセルしがちなので副担当を用意する

担当者が忙しくて参加できなくなるとキャンセルするしかないので
副担当を用意して持続可能なスタイルにしています。

想定より期間が長くなるので開催頻度を増やす

実施する間隔が空いていたり、キャンセルが続くと想定した期間より長くなってしまいます。
そこで、開催頻度を毎日にすることで誤差を少なくするようにしています。
また、スケジュール調整しやすいように1回を15分にしています。
だいたい発表が5分~10分で終わり、残りは議論しています。
議論が長引くと1時間ぐらいになることもありますが、途中退出OKとして運用しています。

まとめ

自然消滅しない輪読会のやり方をまとめると以下になります。

  • 1回の分量を少なくして頻度を増やす(できれば毎日)
  • 読み方のガイドを作成し、資料をテンプレ化
  • 主担当と副担当を用意する

最後に

オープンワーク株式会社では輪読会などを通じてエンジニアの技術力を向上し、サービスの価値につながるよう施策を行っております。 興味のある方はぜひ一緒に働きませんか?

vorkers.jp