OpenWork Tech Blog

OpenWork を運営するエンジニアによるテックブログです。

めざせスクラムマスター

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「そこに3つの役割があるじゃろ?好きな役割を1つ選ぶのじゃ。」

Web開発エンジニアの入江です。
娘とともにポケモンマスターを目指して旅をしています。
ゲームボーイ世代なので、UXの進化にただただ驚くばかりです。


さて、2021年4月から弊社はスクラム導入に舵をきりました。
当時は以下のような状況で、四半期ごとに一定のオーバーヘッドが出ていました。

  • 開発案件ベースでチームが編成される
  • チーム運営の方法もまちまち

また、チームにアサインされる人数も少なく、休暇の際の調整が大変だったり機能も属人化してしまいがちな側面がありました。
そこで、以下のような形でテコ入れが入ることになりました。

  • 少人数チームを廃止し、3〜5名チームで編成を固定化
  • 運用方法はスクラムで統一(無理はしない前提で)

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※注:技術支援チームは、チームの性質上スクラム化していません。
※注:ネイティブアプリチームは既にスクラム化(LeSS)していました。
(関連記事:スクラムはじめました - OpenWork Tech Blog

スクラムを実践してみて

スクラムチーム

5ヶ月ですが、以下のような効果を感じています。

  • 振り返りの機会が増えたことで、プロセス改善が進むようになった
  • 受け入れ検査や機能テストを小さな単位で早め早めに実施できたことで、大きめの案件も安定してリリースできた
  • 一つの機能に複数人で当たるので、機能の属人性が薄まる(属チーム性は変わらず)

上手くいっている部分もありますがまだまだ改善点は多く、素人スクラムマスター状態では限界があるなと感じています。

現在は、体系的な知識を得るため、書籍に当たったり資格取得などに取り組んでいます。
(実践してみた上で書籍に当たると、やはり頭に入りやすいと感じます。)

スクラムマスター会

各チームからスクラムマスターが集まって情報交換をしています。
役割の兼任や、割り込みタスク、スクラムの意義の浸透など、各チーム苦戦していますが、少しずつ前進しています。
現状は、先輩スクラムマスターにコーチングしてもらっている状態ですが、いずれはスクラムマスター同士でコラボレーションできるようになるといいなと思っています。

スクラムの学習

以下のような形でスクラムやスクラムマスターについて知識を得ています。
同じ境遇の方の参考になれば幸いです。

SCRUM BOOTCAMP THE BOOK

www.shoeisha.co.jp

正確には少し前(昨年)になりますが、エンジニア間で輪読していました。
(関連記事:自己啓発支援制度を使ったエンジニア社内勉強会と課題図書の紹介 - OpenWork Tech Blog

平易な言葉で書かれているので、実践する前にざっくりとイメージを掴むのに良かったと思います。

SCRUM MASTER THE BOOK

www.shoeisha.co.jp

スクラムマスターに特化した本です。

  • スクラムマスターはチームの秘書ではない(自己組織化を促すことでチームを強くする。)
  • 一歩だけ先を行きなさい(先に行きすぎると理解が難しい。停滞すると改善が進まない。)
  • 業務範囲は自身のチームだけではなく組織全体

という言葉が身に染みました。

色々なノウハウや発展形の紹介もあり、中でもタックマンモデルと大規模スクラムが印象に残っています。
現状、1プロダクトに対して4つのプロダクトバックログがあり、全社的な優先度の納得感やチーム間の情報共有の面で課題があるように感じています。
大規模スクラムの考え方をうまく取り入れられれば、一定解決できるのではないかと感じていますが、まずは各チームが形成期/混乱期を乗り越えることが必要だと思います。

Professional Scrum Master

www.scrum.org

レベル1〜3までありますが、まずはレベル1を取得しました。

スクラムガイドに準拠していますが、これを読むだけでは厳しいと思います。
練習問題を出してくれるサイトが色々あるので、巡回しながらスクラムガイドと見比べて勉強しました。
出題は英語ですが、練習問題を繰り返せばなんとなく読めるようになりました。
(「禁止してないけど推奨しない」とか「例示はしているがルールではない」のようなニュアンスを見分けるのが少し難しかったです。)

エッセンシャルスクラム

www.shoeisha.co.jp

SCRUM BOOTCAMPよりも詳細なプラクティスが書かれています。
全体的に通読しようと思っていますが、頭にインデックスを貼れればまずは良いかなと思っています。 違和感センサーのアップグレードと、単語の引き出しを増やし、辞書として活用したいと思います。

さいごに

「理解は容易だが習得は難しい」は本当にその通りだなと思います。
スクラムを入れれば全てがうまく行くわけでは当然なく、背景にある思想を汲み取りうまく実践しなければなりません。

全てをいきなりうまくやろうとしてしまうとチームも疲弊してしまいます。
無理をした結果「スクラムはいいのかもしれないけど自分達には合わないね」という結論になってしまうのは少しもったいないかなと思います。

肝要なのは継続的な改善活動なので、まずは課題の洗い出しに注力し、改善を重ねる中で徐々にスクラムに漸近していくという方針で進めていくのが納得感も得られて良いのだろうと感じています。
今後も実践からのフィードバックを通じて、チーム全体としてスクラムの理解を深めていきたいと思います。

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