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2021年オープンワークの新卒エンジニアのオンボーディング

オープンワーク登山部(非公認)で箱根の金時山に登った時の写真。左奥に見えるのは芦ノ湖。第3新東京市は見えなかった。

サポーターから見たオープンワークのオンボーディング

はじめまして、Webアプリチームの森です。
今年の新卒エンジニアのサポーターを担当しました。

サポーターとは、新規入社者の早期立ち上げを目的に、入社後半年間、新入社員の相談窓口としてサポートを行う役割です。(いわゆるメンター制度のようなものになります。)
オープンワークでは、2020年度から新卒採用を行なっており、2021年度は6名エンジニアとして入社しました。

本記事では、入社後約10ヶ月経過した今、サポーター(森)と新卒社員(山元)が、それぞれの立場で新卒オンボーディングを振り返ります。

入社後配属までの流れと配属先のプロジェクトについて

はじめに、入社後配属までの流れと配属先のプロジェクトについて簡単に説明します。

オープンワークでは、プロジェクト制を取っており、2週間の人事研修後は各プロジェクトに配属されます。
私がサポーターを担当した山元さんは、社名にもなっているOpenWorkの機能開発や改善をメインに行うプロジェクトに配属されました。
配属時のプロジェクトメンバーは、プランナー(プロダクトマネージャーの役割)・デザイナーがそれぞれ1名、アナリストが1名、エンジニアが4名のチームでした。

サポーターとして心がけたこと

私がサポーターとして心がけたことは、以下の2点です。

  • 新卒社員が目指す方向を明確にできる
  • 新卒社員へのフォロー体制を整える

冒頭にも書きましたが、オープンワークでは2020年度から新卒採用を行なっており、まだまだ新卒向けの研修や受け入れ体制が整っているとは言い難い状況で、オンボーディングに関するマニュアルについても、会社として明確になっている状態ではありません。

とはいえ、自身の経験からも新卒として入った会社の経験、とりわけ最初の1年間は、今後の社会人生活にも大きく影響する非常に重要な時期だと思います。
ですので、できる限り立ち上がりをスムーズにして、いち早く山元さん本来のパフォーマンスを発揮できるよう、フォローすることを心がけました。

その上で配属後、最初に取り組んで頂いたのは目標設定です。

オープンワークでは四半期ごとに、各メンバーごとに目標を定めるのですが、山元さんにも同じように目標設定を行ってもらいました。

入社してすぐに目標を立てるのは容易なことではないですが、目標設定を通して、受け入れ側の期待値を伝え、新卒社員自身が目指す方向を明確にする。そして、その方向を目標に設定することができれば、スムーズな立ち上がりにも繋がるので、時間をかけて丁寧に行いました。

またフルリモート下での入社だったため、コミュニケーションはよりこまめに行うよう気をつけました。
日々発生する疑問についてはSlackをベースにしつつも、少し複雑な課題についてはZoomを使って口頭で解決するようにしました。

加えて1on1を週に1回行いました。1on1の目的は、日々の疑問を解決することに時間を当てず、目標を振り返る時間やPJ外の疑問解決や雑談をメインに話し、より綿密なコミュニケーションを取ることです。

またできる限り、他のメンバーと行うMTGには参加してもらい、エンジニア以外の社員ともコミュニケーションを取れる場を作りました。
画面越しでも顔を合わせる機会を作ることで、Slackでのやり取りも進めやすくなったと思います。

新卒から見たオープンワークのオンボーディング

こんにちは、オープンワーク新卒入社1年目の山元です。
ここからは、私が4月に入社してから今まで、どのようなことをしてきたかについてお話しさせていただきます!

入社直後の4月

プロジェクトへの配属

オープンワークでは複数のプロジェクトが並行して進められており、エンジニアはいずれかのプロジェクトに配属され、開発に取り組みます。自分は4月にOpenWorkのサービス本体のユーザロイヤリティ向上を目指すプロジェクトに配属されました。
就活中には1ユーザとしてOpenWorkを利用していたこともあり、できるだけユーザさんに近い箇所に関わりたいと思っておりました。
入社前の内定者面談でそのことは伝えており、自分の希望を組んでもらえたのかはわかりませんが、希望通りの配属先で嬉しかったのを覚えています。

入社した翌週には配属されたプロジェクトでのOJTが始まりました。自分が思っていたよりかなり早い段階で開発に携わらせていただくこととなりました。
ただ、技術面でも仕事の進め方の面でも、わからないことだらけ。
しかも、コロナ禍でフルリモートということもあり、隣に経験豊富な先輩エンジニアがいて分からないところはすぐ質問できる、みたいな環境ではありません。最初はどうなることかと思いました。
しかし、先輩社員の皆さん(特にサポーターをしていただいた森さん)もそのことは承知の上だったようで、ZoomやSlackで手厚くサポートしていただきました。そのお陰で、僅かながらではありましたが業務に慣れていくことができました。

4月の平均的な1日のタイムスケジュール

その時の自分の1日のスケジュールはこのような感じでした。

午前
8:00ごろに起床。
始業は9:00で、10:30の朝会までの1時間半ほど作業を行います。
朝会では、前日の業務の進み具合や当日にやる予定の作業などを報告します。
12:00からの1時間は昼休憩。
リモートなので食事は基本自炊で、30分で作って30分で食べる感じです。

午後
13:00から業務を再開します。
そのまま、途中で先輩社員にZoomで質問したりしながら作業を続け、退勤するのは18:00ごろでした。
午後には開発の時間が確保できていますが、仕事に慣れていなかったり、Zoomをお願いして質問することに遠慮があったために、作業が進んでいない時間の方が長かった印象です。

学生の頃は研究室で長時間の作業をしていたりしたため、働き始めてもなんとかなるでしょ、と甘く考えていた時期もありました。ですが、自分のペースでダラダラ進めることの多かった研究と、ユーザさんに対しての責任の伴う仕事では大きく違っていました。
入社して1ヶ月くらいは、勤務を終えるとヘトヘトに疲れていました。

入社して最初のタスク

私にプロジェクトで一番初めに割り振られたタスクは、OpenWorkの退会ページで退会防止の訴求文言と画像を表示する、というものでした。 退会ページに遷移したユーザさんのうち、特定の条件を満たすユーザさんだけを対象とする施策です。ですので、具体的には、対象ユーザ判定のロジックを実装し、文言と画像を配置するだけです。
今考えれば、それだけのことなのですが、その時はかなり四苦八苦しました。
先輩エンジニアの多大なるサポートの元、リリースしたのがこちらです。

リリースが完了してブラウザを開き、実サービス上で自分のコードが動いているのを確認した時は、自分本当にオープンワークで働き始めたんだな、と感動しました!

12月

早いもので、入社して9ヶ月が経ちました。 私は現在もOpenWorkのサービス本体のユーザロイヤリティ向上プロジェクトに所属し、日々の機能追加やABテストの実装を行なっています。
4月に比べると仕事も進められるようになってはきましたが、先輩エンジニアの皆さんと比べるとまだまだ半人前であることを身にしみて感じます。

12月の平均的な1日のスケジュール

入社直後の4月と比較すると、私の最近のスケジュールは以下のようになっています。

午前
オープンワークはフレックス制を導入しているため出勤・退勤時間の自由度が高く、4月と比較すると出勤時間は遅めになってきました。
以前は9:00ごろに出勤していましたが、最近は10:30の朝会からの出勤となることが多いです。
朝会終了後は13:00くらいまで作業をして、昼食です。
自炊は変わらず続けており、チャチャっと昼食を作るのには慣れてきました。

午後
昼食を終えて14:00ごろから再び業務を再開します。
4月当初は自分自身のタスクで精一杯という日々でしたが、最近はエンジニア採用活動のお手伝いをしていたり、勉強会へ参加していたりしています。
そういった開発以外の活動は夕方ごろに設定されることがほとんどです。
一日の勤務時間に変化はありませんが、出勤時間が遅目になっているため大体19:30くらいまで仕事をしています。

また、4月に比べると質問や確認のZoomの回数が増えています。
先輩社員に不必要な遠慮をしなくなってきたこともあります。
ただそれ以上に、細かいところでも確認しておいた方が後々のミスを防げると学んだため、意識的に細かくZoomをつないでいただくようにしていることが大きいかな、と思います。

オンボーディングを振り返って

成長できた点、感想

最近は4月に比べるとタスクのスピード感も高まり、同時に複数のリリースを抱えることも珍しくなくなってきました。
まだまだ未熟ではありますが、Web開発未経験からある程度開発に携われるようになったのは、4月の頭から行われたOJTや諸先輩方のサポートのおかげが大きいと思います。

数えたところ、4月から現時点で自分がリリースさせていただいたタスクは26件。
簡単だったものから、1ヶ月以上かかったものまで色々とありました。
これまでのタスクを改めて数えてみると、思っていたより多くのリリースをしてきたんだなという印象です。

今後の目標

入社直後よりはできることも増えましたが、できることが増えてくると自分ができていないことにも気づくことが多いです。
言語や開発環境には慣れたけれど、システムの設計についての知識がなかったり、
自分のタスクの管理はある程度できるようになったけれど、チーム全体の目標、スケジュールへの意識が低かったり。
身につけなければならないことは山のようにありますが、まずは技術で会社に貢献していけるエンジニアになることを目標に、努力していきたいと思います。

終わりに

サポーターの森から見て、入社当初は様々な不安があった山元さんも、多くの施策をリリースし、本当に活躍してくれました。山元さんだけでなく、他の新卒メンバーもチームの中心になって活躍しており、中途入社の私としても、とても良い刺激になっています。

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