OpenWork Tech Blog

社員クチコミサービスを運営しているオープンワークエンジニアによるテックブログです。

頑張りすぎないテックブログを目指して

ブログ編集部、社内カメラマン、まれにインフラエンジニアをやっている小川です。今日はポエムというか、自問自答のようなものを恐れ多くも記事にしてみます。

早いもので、弊社がテックブログを開始して 3 年が経とうとしています。継続は力なりといいますが、確かにその恩恵を感じることも増えてきています。最近では、会社の雰囲気を知るためにテックブログがとても参考になった、という声を面接の候補者さんからいただくこともありました。 ここまでやってこられたのも、ひとえに社内からの協力と理解のおかげです。人的リソースに限りがあることもありハイペースに記事を投稿していくことは現時点ではできないですが、今後もコツコツと続けていく所存です。

ブログを続ける個人的なモチベーションの源泉については以下もご覧いただけると幸いです。

techblog.openwork.co.jp

クオリティの問題

さて、ブログ開始当初は記事のクオリティをどこまで求めるべきか、という議論がありました。

  • 会社のブログという看板を背負っている以上、一定以上の品質が求められる
  • 一方で、執筆に対する敷居が高すぎると誰も書かない

といった、トレードオフの関係にあるような 2 つの課題があります。このバランスをどうとっていくべきか、いろいろと模索しながら運営をしてきたわけですが、最近になって「敷居を下げる方向にシフトすべき」というひとつの結論に至りました。経緯は以下の通りです。

やはり高かった敷居

かつて編集部メンバーが、社内のエンジニアを対象としてブログに対するアンケートをとりました。執筆経験者に対し「大変だったこと」を聞くと、まさに敷居の高さが問題となっていることがわかりました。

・レベルの低い記事を書くと逆にブランディングにマイナス影響が出ないかと考えてしまった

・記事内容の品質担保

・記事のボリュームとクオリティと作業時間のバランス

(アンケート結果より)

うん。どれもわかる。

背伸びせずに書く

できるだけ負荷をかけずに記事を書けるようにしたい。一方で、相反するクオリティの問題をどう担保するべきか。そんな中で、以前話題にもなりましたが以下記事がとても腑に落ちました。

newspicks.com

すごいわかりみだ、と同時に、感じたことがありました。弊社は超一流のビッグテック企業というわけではないということです。そこには、記事の格式や流暢な文章は必ずしも求められるわけではないはずです。 ボリュームや体裁が気になって執筆に二の足を踏んでしまうのであれば、いっそのことエイヤで記事を書いてしまった方が、その分だけアウトプットによる価値を享受できるはずです (もちろん技術的な裏取りは省けませんが)。また副次的な採用の文脈でも考えてみると、必要以上に背伸びした記事を書くと、それを見て入社された方にとってはミスマッチにつながります。だったら、頑張りすぎない普段の姿を見せていく方が会社・候補者お互いにとっても幸せかもしれません。 そんなことを、記事から想起されて編集部で考えたりしていました。

頑張らないのは難しい

ここまで言っておいてなんですが、頑張って記事を書くのは当然ながら難しく、頑張らないのもまた難しいと思っています。自らを名乗って記事を書くからには、つい頑張りたくなるのが性というものです。

まずは自らが力を抜いて体現すべきなのですが、この記事もなんだかんだ 2000 文字くらい書いてしまっていますし、かっこいい言い回しないかなーと下心が出たりしています (だめですね)。 Qiita Team でアウトプットしやすい文化創りなどいろいろと模索の日々は続いていますが、編集部としては「頑張らなくても OK」ということをまずはここに宣言したいと思います。

よくばり

頑張りすぎないというのもそうなのですが、誠実なテックブログにもしていきたいと思っています。誠実であることは社員ひとりひとりの行動規範であり、そして OpenWork というサービスが大切にしていることでもあるためです。

誠実なテックブログというのもなんだか抽象的ですが、背伸びしない記事を書いていくことで嘘偽りのない、日々のエンジニアリングを伝えていけたらと思っています。

そんなテックブログの運営や、サービスに興味を持たれた方はぜひお話できればと思います。

www.openwork.co.jp