Webアプリエンジニアの大橋です。
OpenWorkでは昨年スペシャルスカウトサービスを開発&トライアル運用し、今年から顧客企業に対して有料サービスとしての提供を開始しました。
スペシャルスカウトとは企業が「どうしても会いたい」と思う候補者に送る特別なスカウトです。
営業チームと開発チームが連携して作り上げたこのサービスを、開発メンバーの一員として振り返ってみたいと思います。
- ユーザーに特別感と企業の本気度を伝えるには?
- サービス名は社内公募で決めました
- トライアル運用開始
- トライアル企業からのフィードバック
- ユーザーに見ていただくためにやったこと
- 有料サービスとしての提供をスタート
- 自社開発の強み
ユーザーに特別感と企業の本気度を伝えるには?
企業には必ずその候補者にスカウトする理由を記載していただくことにしました。
また、候補者へのアピールポイント(年収アップ確約、ポジションアップ確約、役員面談確約、フルリモート確約など)を任意で選択していただきます。
サービス名は社内公募で決めました
さて、その特別なスカウトについて当初検討していたサービス名がありましたが、他社が商標登録済のため使用できない可能性があり、社内公募することにしました。
要件は「特別感を感じられる、または、キャッチーさがあるもので、ユーザーの興味を惹くもの」です。
社内のSlackで案を募集したのですが、かっこいいものから面白いものまで、非常に多くの案が集まりました!
皆さんの語彙力に脱帽です。
そして「何か特別なスカウトが来たことのわかりやすさ」を重視して、スペシャルスカウトに決まりました!!
トライアル運用開始
いずれは有料サービスとしての提供を見据えていましたが、実際に新サービスとしてリリースしたときの効果が読めなかったため、まずはトライアル企業にてスモールスタートしました。
トライアル企業からのフィードバック
先行導入したトライアル企業からスペシャルスカウト機能に関するフィードバックをいただき、開発チームではいくつかの改善を行いました。
- アピールポイントの項目を増やしました。(ストックオプション付与確約、面接2回以内確約など)
- 応募管理画面でスペシャルスカウト送信した候補者がわかるようにしました。
- スカウト済候補者画面でスペシャルスカウトを送信した候補者、未送信の候補者がわかるようにするとともに、絞り込み検索できるようにしました。
このように営業チームを通してすぐにフィードバックを活用できるのも自社開発のメリットだと思います。
ユーザーに見ていただくためにやったこと
有料サービスとして提供するためにも、通常スカウトよりもユーザーに見ていただくようにする必要がありましたので、開発、営業のそれぞれから追加の施策を行いました。
開発チームの施策
以下の機能を追加で実装しました。
- OpenWorkのサイトに訪問したユーザーに「スペシャルスカウトが届いています」を通知するモーダルを表示
- スペシャルスカウト通知メールに、特別感を伝えるゴールドのラベルを表示
営業チームの施策
企業に対して以下の内容を働きかけていただきました。
- スカウト理由の充実
平均140文字以上。職務経歴のどこに魅力を感じるか、経験が求人や会社にマッチしているかの記述があること。 - ハイクラス向けの求人での送付 (※)
※ハイクラスの定義:求人の年収レンジの中央が750万以上のものや管理職(マネージャー、ディレクター)
有料サービスとしての提供をスタート
2024年3~4月、トライアル企業に有料化をご案内し、2024年5月についに有料サービスとしての提供を開始しました!
OpenWorkの企業スコアも考慮した上で100社への先行販売とすることにしました。
最適な流通量の設定して、スペシャルスカウトとしてのサービス価値を維持するためです。
もしOpenWorkのスペシャルスカウトがあなたにも届いたら、それはあなたの経験やスキルに強い魅力を感じた企業から届く特別なスカウトです。
自社開発の強み
今回のように、営業チームと開発チームが一体となってサービスを作り上げ、ユーザーと企業に届けることができるのは自社開発の強みだと思います。
OpenWorkでは、今回のように全社一体となって各プロダクト機能をグロースしています。
オープンワークに興味がある方、自社開発をしてみたい方は採用サイトもぜひ見てください。