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自己学習習慣者になりたい

意識高い系の記事と見せかけて実は意識低い記事

こんにちは、インフラチームの西川です。最近太ってきたので運動しようと思い色々調べていたところ、厚生労働省のページに「運動習慣者」という定義があるのを見つけました。

www.mhlw.go.jp

ふと下記のように「運動」の部分をそのまま「自己学習」に置き換えて「自己学習習慣者」と定義しても良いのでは、と思ったので考えをまとめるために記事にしてみました。

週2回以上、1回30分以上、1年以上、自己学習をしている者

エンジニアはなぜ自己学習しないといけないのですか?

そもそも自己学習って必要なの?
という意見もあるかと思うのでChatGPTさんに聞いてみました。
回答は以下。


エンジニアが自己学習を重視する理由はいくつかあります。

  1. 技術の急速な進化: 技術は急速に進化しています。新しいツール、フレームワーク、言語が頻繁にリリースされ、これに追いつくためにエンジニアは自己学習を続ける必要があります。企業の技術スタックも変化することがあり、これに対応するためにも自己学習が不可欠です。

  2. 問題解決力の向上: エンジニアリングは問題解決のプロセスです。新しい問題に遭遇した際、即座に対応できるようにするためにも広範な知識とスキルが必要です。自己学習によって新しい概念やアプローチを学び、柔軟性を持った問題解決力を養います。

  3. キャリアの発展: 技術的なスキルを向上させることは、エンジニアのキャリアの発展に直結します。新しい技術やツールを習得することで、より難易度の高いプロジェクトに参加できるようになり、求められるエキスパートとなることができます。

  4. 自己成長とモチベーション: 自己学習はエンジニアの自己成長とモチベーションを向上させます。新しいスキルを獲得し、プロジェクトに取り組むことで、仕事に対する興味と情熱を維持しやすくなります。

  5. コミュニティとの参加: エンジニアリングの分野では、オープンソースのプロジェクトやコミュニティが重要な役割を果たしています。自己学習を通じて新しい技術に触れ、それらのコミュニティに参加することで、他の優れたエンジニアとの交流が生まれ、新しいアイデアやアプローチを学ぶ機会が増えます。

総じて、エンジニアが自己学習をすることは、変化する技術環境に適応し、成長し続けるために非常に重要です。


とのこと。

1ヶ月あたり「自己学習習慣者」の自己学習時間

ChatGPTさんのおかげで自己学習が大事なことはわかったのですが、次に自己学習をどのぐらいやれば良いのかという疑問が湧いてくるかと思います。
冒頭で定義した「自己学習習慣者」の自己学習時間は以下のようになります。

30分 x 2回 x 4~5週 = 4~5時間/月

この時間が多いのか少ないのかなんとも言えないので、比較対象として、「70:20:10」の法則を見てみようと思います。

jma-news.com

1ヶ月の労働時間を160時間とした場合、以下のようになります。

経験(70) 薫陶(20) 研修(10)
112時間/月 32時間/月 16時間/月

「70:20:10」の法則の中でも一番少ない「研修」の時間(16時間/月)と比べても「自己学習習慣者」の自己学習時間(4~5時間/月)はだいぶ少なくなります。
足りているかどうかは状況次第なのでその話は置いといて、「研修」ほど頑張らなくて良いと考えると実現可能な妥当な時間に思えます。

「自己学習習慣者」の条件を満たす人はどれぐらいいるのか

plus.nbc-consul.co.jp www.stat.go.jp

総務省統計局の調査では96%の社会人が勉強時間「0」という結果が出たそうです。
エンジニアに絞った場合はどのような結果になるのかわかりませんが、それでも条件を満たす人は多くないように思います。
かくいう私も週2で1年以上という条件は満たせてないと思います。が、出社していた時は通勤時間に本を読むことが多かったのでその頃は条件を満たしてたかもしれません。リモートワークの意外な弊害ですね。

どうすれば実現できるのか

私の場合、リモートワークのおかげで時間の余裕はできたのですが、自己学習するきっかけを意図的に作らないと実現は難しそうです。
とりあえずバーチャル通勤時間を作ってみて効果があるか試してみようと思います。

会社としてどこまでサポートするのか

自己学習に対して会社としてどこまでサポートするのかというのはなかなか難しく、悩みの種だと思います。
当社には自己啓発支援制度というものがあり、利用するための制約が少なくとても使いやすい制度になっています。個人的には全ての会社で真似してほしいぐらい気に入っている制度です。
自己啓発支援制度については以下の記事をご覧ください。

techblog.openwork.co.jp

最後に

身も蓋も無い話ですが自己学習するかしないかは結局個人の判断によるところになります。
ただ、エンジニアという職業は自己学習してないことに対して負い目を感じやすいのかなという印象です。
今回思考実験として私が勝手に定義してみましたが、各々自分なりの「自己学習習慣者」の定義をしてみると良いかもしれません。