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エンジニア座談会 高校生キャリア研修に参加してみて

オープンワークでは昨年11月、特定非営利活動法人みんなのコードと共同で、高校生向けのキャリア支援ボランティアプログラムであるプログルキャリアトークを実施しました。

今回の記事ではボランティアプログラムに参加したエンジニア3名による振り返り座談会の様子をお届けします。

座談会の様子

メンバー紹介

山元

2021年新卒入社。プロダクトユニット WEBアプリケーショングループ所属。
最近、図書館が素晴らしい施設であることに気づいた。ラジオ好き。

森山

2023年中途入社。プロダクトユニット WEBアプリケーショングループ所属。
ゲーム音楽を聴きながら仕事をする。ホラー映画を見るのが好き。

大林

2021年新卒入社。一度転職した後に2024年にアルムナイで再入社。
プロダクトユニット ネイティブアプリグループ所属。
2025年の目標は分割キーボードを使いこなすこと。朝の散歩が好き。

どうしてプログラムに参加した?

山元:まずは各々が今回のプログラムにどうして参加すると決めたのか、参加の動機を話していきましょう。では、私から。

去年も同じプログラムの呼びかけがあったんですが、私は参加していなくて。 ただ、去年に参加した人、確か森山さんかな?

森山:はい。

山元:森山さんにも他の人に聞いてみても、参加して楽しかったよとのことだったので気になってました。うちのエンジニアとして働いていると、会社外の人と話すきっかけって全然ありませんし、高校生と話すことはもちろんないですよね。良い機会なので1回出てみようかなと思って参加したっていうのが、私の参加動機ですね。

じゃあ大林さんお願いします。

大林:自分も山元くんと同じく今回が初参加で、アナウンスがあった時に挙手しました。昨年も同様の取り組みをしていたというのを見かけていて、次の機会があったら参加したいなと思っていましたね。

山元: 前々から目をつけていたのは一緒ですね。

大林:自分は学生の頃に中高生にプログラミングやITを指導する活動をしてました。当時その中で将来何をするかとか、受験をどうしようとか、そういう中高生が抱える悩み事の相談にも少し携わっていたりしたんですよね。大学生として彼ら彼女らの少し先の姿からアドバイスするみたいなことをしていて、それが自分の人生の中では思い出深い経験の1つでもあります。なので、社会人になってまた似たことがやれそうなら参加したいなという気持ちが大きなモチベーションでしたね。

森山:高校生に自分のキャリアや経験を伝えるっていうのは既に経験者だったんですね。

山元:森山さんは去年も参加されてましたよね。今年も参加されたのはどういう理由からですか?

森山:去年、参加したときの体験がとても良かったからですね。自分のキャリアを振り返る機会ってなかなか無くて、あっても転職活動をするときくらいですよね。それが参加を通して出来るということ。あと、高校生と会話できるのも滅多に無い貴重な機会だなと思い、参加しました。

大林:参加理由は三者三様ですが、例えばマネジャーから言われてとかではなく、自ら参加を決めた点は共通していますね。

森山:確かにそうですね。Direct Yourself *1を体現していますね。

仕事内容をどう紹介した?

山元:参加したプログラムでは、自分の仕事について分かりやすく高校生に紹介するというパートがありました。「エンジニアの仕事」について3人のスライドを見ながら、それぞれがどんな紹介をしていたのかを話していきたいと思います。

では森山さんからお願いします。

森山さんの仕事紹介
森山:私はこの三つを話しました。

1つ目が「Webウェブサービスを開発する」
2つ目が「チームで進める」
3つ目が「学ぶ&共有する」という内容ですね。

1つ目の「Webウェブサービスを開発する」というのは、高校生がエンジニアという仕事を想像したときに一番に出てきそうな仕事だなと思って入れました。
2つ目の「チームで進める」はエンジニアの仕事は一人でパソコンに向かって黙々と作業するというイメージを抱かれがちだなと思ったので入れました。
3つ目の「学ぶ&共有する」は個人的に大事にしていることを入れたいなと思って入れた結果、この3つになりました。

大林:3つ目の「学ぶ&共有する」が森山さんっぽい。自分は入れてないですね。

山元:2つ目の「チームで進める」は、私も一人で画面に向かって黙々とするイメージでしたが、働いてみるとチームで動いていく場面は結構ありますよね。もちろん個人の作業もありますが。

森山:あと、私の前職はSIerなのですが、前職と比べた時に、オープンワークは「チームで進める」は特に強いと思います。オープンワークでは、1つのプロジェクトに複数の職種の人が一緒になって進めるので、チームとして進めるというのは今の方が実感します。

山元さんの仕事紹介

山元:次は私ですね。私は「動くように作る」「動かし続ける」「何を作るか考える」の3つを挙げました。

1つ目の「動くように作る」の部分は森山さんとほぼ同じかなと思います。

2つ目の「動かし続ける」はログの監視とかバグの対応のイメージです。 エンジニアになってから初めて気がついたし、大事だなと思ったところがここの部分です。

学生の頃って、働くことに対する解像度ってどうしても低いじゃないですか だから、席に座ってパーカーのフード被って、一人で夜中黙々と作業しているのがエンジニアというのが、学生の頃のイメージだったんですけど。

森山 大林:笑

山元:実際はそうじゃなくて、チームで動く。

さらに、作るだけじゃないんだなっていうのがそれまでのイメージと違うところでしたね。 システム不具合がおきていないか監視していなくてはいけない。

「動かし続ける」の3つ目に「不具合が起こりにくいように作り直す」と書いているんですが、リファクタなどの部分も働き始めてから大事だと気づきました。 学生の頃の印象と違って、エンジニアは新しいものを作っているだけではないんだなというのが、この項目の内容です。

3つ目の「何を作るか考える」のところは、今いるプロジェクトではPdMとかPjMのような動き方もしているので、入れています。 新しい機能はどんなものが必要なんだろうなとか、それって本当に開発する価値があるかなとかを、今のプロジェクトでは考える機会が多いんですよね。

森山:作業の順番になってるの面白いですね。

大林:3つがループになっている感じがしますね。動かし続ける中で、何を作るか考えて、実際に作っていく。

あと「何を作るか考える」が入ってくるのは、オープンワークが自社プロダクトを開発している企業だからですかね。

森山:それでいうと「動かし続ける」が入ってくるのも自社サービスならではな気がしますね。納品して終わりではなくて、自分たちのサービスとしてやり続けられるというのも特徴だと思います。

大林さんの仕事紹介

山元:じゃあ最後に大林くんのスライドを見ていきましょう。

大林:自分はモバイルアプリエンジニアなので、当日はエンジニアの中でもモバイル(スマホ)アプリを作るエンジニアですという点にフォーカスしながら話していました。と言っても、1つ目は二人と一緒で「アプリを作る」、大きく括ると開発フェーズの話ですね。

2つ目は「アプリを守る」で運用、保守、改善ですね。これはオープンワークが自社サービスを運営しているのもあり、作って終わりじゃないということを強調したかった部分です。

最後の3つ目は「チームで動く」としました。仕事でエンジニアをしているとチーム開発は外せない部分かなと思って取り上げています。

やっぱり個人開発とチーム開発って違う部分が結構あると思っていて。エンジニアに限らずだと思いますが、チームが大事だよっていうのを伝えたかった部分ですね。

森山:3つ目の中に書いてある「チームを盛り上げる」はなんか大林さんを体現してる感じがしますね。

大林:本当ですか?そう言っていただけるのは嬉しいです。今後も精進したい部分ですね。

森山:スライドを見てると、2つ目って山元さんと大林さん内容近いですよね。でも山元さんは「動かし続ける」で、大林さんは「守る」と書いてる。

山元:確かに。

森山:ほとんど同じ内容だけど、選んだ動詞が異なるのは少し面白いなと思いました。

大林:でも1つ目の「作る」はみんな一緒ですね。

山元:これはさすがに外せない部分みたいですね。2つめ3つめで各自の色がそれぞれ出てきますね。

森山:そうですね。同じエンジニアでも人によって変わりそうな気がします。

山元:マネジャーだとここにマネジメントが入ってきたりするのかな。

大林:こうして横に並べてみると違いがわかって面白いですね。

参加した感想

山元:最後に「参加してみてどうだったか」の感想を話していきましょう。

では、森山さんから。

森山:改めて参加して良かったなと思いました。普段の業務だと自分の仕事を紹介することや、これからのキャリアはどうしたいってあまり話さないですよね。それを高校生に話すための整理や分かりやすい言葉にするためにこれだけ時間とエネルギーを使うというのは滅多に無い機会だと思いますし、だからこそ参加しないと得られない経験だと思います。

ぜひ他のエンジニアも参加してみてほしいなと思いました。

山元:次は私が行きますね。自分が思った感想は2つあります。

まず、研修の準備の時間が非常に良かったです。研修に向けてキャリアの整理をしていく中で、自分ってこういうふうに考えていたんだなって、自分のことなんですが新しい発見がありました。今後のキャリアを考えていく中でも自分の指針になるものが見つけられたので、貴重な機会だったと思っています。

もう1つが、業務として社外の人と話すのが今回初めてだったんですね。

社内だと、ある程度この人はどういう人なんだってことを分かった上で聞いてくれるので、普通にそのテーマの話だけしておけば良かったりするんですけど。 今回は私のことを知らない相手なので、まず自分がどういう人間なのかということから話さなければいけなかったと思うんですが、アイスブレイクを私が怠ってしまいまして。 セールスのメンバーがアイスブレイクを頑張っている理由が、今回身に沁みてわかりました。 次回参加するんであれば、そこをちゃんと頑張ろうかなと思っています。

山元:じゃあ最後に大林くんの感想をお願いします。

大林オープンワークで働いているからこそ得られた良い機会だったなと思いました!

今回の取り組みはエンジニアだけでなく、社内の他の職種からも参加していましたが、 そこから考えても世の中にはいろんな種類の仕事があることに改めて気付かされました。

その中でエンジニアの仕事はどういう事をしている役割なのかを今回伝えさせてもらいましたが、自分にとっても、社会に出て働くことや仕事全体を俯瞰で見つめ直すいい機会になったなと思います。

最後に

オープンワークではアクションスタイルにDirect Yourselfを掲げており、組織に依存するのではなく、自分で自分を動かすことで自らキャリアを創発していく姿勢を尊重しています。

今回紹介したように普段の開発業務から少し離れて自分のキャリアの棚卸しに活かせる機会も存在します。

この記事を読んでオープンワークに少しでも興味を持った方は、ぜひ採用サイトも覗いていただけると嬉しいです。

www.openwork.co.jp

*1:オープンワークの行動指針であるAction Styleのうちの1つ。