テックブログ編集部兼データアナリストの大橋です。
3年前に我が編集部の小川さんが書いた頑張りすぎないテックブログを目指してを読んで、改めて共感を深めています。
私も編集部の一員であると同時に、一人の書き手として「書くことの大変さ」を日々実感しているからです。
だからこそ、続けていくためにはどうすればよいのか。 今回は、その記事へのアンサーとして私なりの視点で書いてみようと思います。
書くハードルの正体
技術記事を書く上で、常に頭を悩ませるのがクオリティとの向き合い方です。
「間違ったことは書けない」「社内事情はどこまで公開すべきか」といった判断に時間がかかり、執筆が進まないこともあります。
「ちゃんとしたことを書かなければ」「読みやすく整えなければ」——。
私たちは無意識のうちに自らハードルを上げ、書くという行為そのものを重たいものにしてしまいがちです。この「完璧でなければならない」というプレッシャーこそが、書き手の筆を止めさせてしまう最大の壁なのかもしれません。
完璧じゃなくてもいい、まず書いてみる
では、そのハードルをどうすれば乗り越えられるのでしょうか。
まずは、思いのままに書いてみること。構成や体裁は気にせず、頭の中にある考えをメモ書きのように書き出すだけでも、思考は整理され、次へのとっかかりが見つかります。
次に、途中経過を共有するという考え方もあります。何かが完成するまでの試行錯誤の過程は、それ自体が価値ある情報です。同じ道で悩んでいる人にとっては、完成されたレポートよりも、リアルタイムの奮闘記の方が役に立つことさえあります。
うまくいった話だけでなく、失敗談にも価値があります。
自分の中では「たいした話じゃない」と思っていたトラブル対応の経験が、あとで誰かの助けになっていたり、意外な反応をもらえたりすることがあります。
「思い」や「途中経過」、そして「失敗」。これら不完全なアウトプットを許容できたとき、私たちは「立派な成功例でなければ」というプレッシャーから解放されます。
背伸びせずに書けることは、結果的に記事の誠実さにもつながると思っています。
書くことは自分のためにもなる
ブログを書くのは、誰かのためでもあり、自分のためでもあります。
考えを整理したり、学んだことを言語化したりすることで、理解が深まります。
過去の記事を読み返して、「当時の自分、こんなことで悩んでいたんだな」と気づくこともあります。
また、自分の記事が誰かに届いたときの喜びも、「書いてよかった」と思える瞬間です。
社長の大澤さんや、元同僚から「ブログ読みましたよ」と声をかけてもらえたときは嬉しかったです。
また、過去に書いた記事のアクセスが伸びたときも、「誰かが読んでくれたんだな」と励みになりました。
記事としてまとめるのは毎回簡単ではありませんが、「書いてよかった」と思うことはあっても、「書かなければよかった」と思ったことはありません。
「頑張りすぎない」を支える仕組みづくり
テックブログの編集部としても、「頑張りすぎない」ための工夫をしています。
たとえば、執筆依頼者には自動でSlackリマインダーが届くようにしました。
人力でリマインドを続けるのはお互いに負担があるため、自動化によって編集部側の精神的コストも減らせています。

文章のチェックや言い回しの改善提案などをAIに任せることで、書き手が「一度下書きを出してみる」ハードルが少し下がること、編集部の負担軽減につながることを期待しています。
私個人としても、記事のプロットを相談したり、語彙を補ってもらったりと、AIを頼れるパートナーとして活用しています。苦手な部分をテクノロジーに補ってもらう。これもまた、「頑張りすぎない」ための選択肢の一つです。
おわりに
完璧な記事でなくても、その過程で得た小さな気づきは、きっと誰かの役に立つはずです。
そして、発信し続けることが、私たち自身の力にもなっていくのだと思います。
私たちはこうした文化を大切にしながら、プロダクト開発にも取り組んでいます。もし共感いただけたら、採用ページもご覧ください。
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